国際薬膳師が薬膳茶の疑問に分かりやすくお話しします

漢方薬と薬膳茶とはどのように違うのでしょうか?

薬膳茶は、”薬”の字がついていますけれど食品です。中医学では「食薬」という言葉がありまして、「食材にも薬にもなるものがあるんだよ。」という意味です。

漢方薬と薬膳茶の違いは、ざっくり大まかにお伝えすれば、薬としての作用が強いか穏やかということになると思います。

薬は、飲んだらすぐに効果が出るものも多いです。
例えば、便秘の改善に使う大黄という生薬(しょうやく:漢方薬の材料になるものをこう呼ぶ)は、飲み始めると間もなくお手洗いに行きたくなったりしますが、便秘解消のために玄米やサツマイモを食べても、そこまですぐに便意をもよおすってことは少ないですよね?ですが、便秘の原因によっては玄米やサツマイモを食べ続けることで、便秘が解消する人がいるわけです。
これが、漢方薬と薬膳茶の違いにも言えることだとご理解いただけると良いと思います。

逆に言うと、中薬としてだけ使われているものは、食品になれなかったともいえるので、苦いとか特有のにおいがあるとかで、おいしくないものが多いです。だから当然、漢方薬は飲みにくいものもあります。(でも、なれると結構おいしく感じられたりするから不思議)

また、強い作用で病気の症状を抑えることができる反面、副作用としてうれしくない症状が出てしまうこともあります。
「漢方薬は副作用がない」という誤った情報を見かけることがありますが、体質に合わないものを使ったり、病気の症状を改善するための二次的な症状として望ましくない症状が出ることはあります。

一方で、薬膳茶の場合は、薬としての作用は小さいものがほとんどなので、穏やかにやさしく症状が緩和していきます。ですから漢方薬に比べると、副作用も少ないし、飲み物としておいしく飲めるのですね。

そうは言っても、味の好みは個人差があるので、ViViAMOの薬膳茶は、症状の緩和だけでなく、好みもうかがいながら処方をするようにしています。

更年期症状の治療中ですが、薬膳茶は飲んでも大丈夫?

薬膳茶は、医療機関で治療をしている場合でも、その下支えとして取り入れていただけることがほとんどです。

わかりやすい例で言えば、糖尿病の方は、毎日の食事をご自分に合ったカロリーや食べ物や食べ方で体調を調えながら、医師の指示の元、薬を使って治療していきます。食事療法をしながら薬を使うということです。
薬膳茶は、あくまでも飲み物としての「お茶」ですから、日常的な水分補給として生活に取り入れやすく、食事療法の一つの方法とすることができます。
ただ、食品であっても使う薬によっては、その効果を妨げることがあります。

食品である薬膳茶にも同じことが考えられますから、治療中の場合はカウンセリングで状況をうかがいながら、処方内容を決めていきます。

水や白湯のように飲めて、症状の緩和を後押しするのが薬膳茶なのです。

薬膳茶は、どういうところを見て処方するのでしょうか?

望診法

体質チェックリストをもとに、現在の症状から体質を判断します。

チェックシートの項目以外にも、お顔の色や肌の感じ、舌の色や形、声の状態、姿勢なども確認します。その上で、薬膳茶は、今、何とかしたい不快な症状を緩和する要素と、その症状が体質的に弱いところからきていることが多いので、その根本を改善するための要素も取り入れて処方します。

例えば、今はこのイライラを緩和したいとして、そのイライラが体全体の潤いが足りないところからきているとしたら、イライラを緩和する茶材と合わせて、潤いを補う茶材を組み合わせて処方します。


大切にしていることは、実際にお話をうかがいながら、処方を決めていくことです。お話をうかがううちに、ご自分では普通のことと思っていることが、実は普通ではないことに気づかれたりすることはよくあるのです。
ご本人の気付きがあってこそ、症状の緩和も進むものなので、我慢することが普通と思っていたり、誰にでもあることだろうくらいに感じている方は、果たしてそうなの?ということを確認していただきたいです。知れば違う未来が見えてきますよ。それを一緒に見つけるのもうれし楽しなのです。

どのくらい飲むと良いものなのですか?期間は決まっているのですか?

飲み続ける利点や難点についてもお話します。

飲む期間は、特に決まっていません。飲み続けて体感や体調が変わっていくことが多いので、必要に応じて、その都度処方を変えていきます。症状が治まったら、やめていただいてもかまいません。

薬膳茶を続けて、体質改善や症状を緩和していくだけでなく、自分のために薬膳茶を用意すること自体が、なりたい自分に近づいていくことにつながると考えます。忙しくてつい自分のことが後回しになりがちでも、薬膳茶を用意して飲むことが、大事なことを思い出すきっかけになり、ご自分のペースでカラダとココロを調えていただくモチベーション維持につながるからです。また、外食が多いなど、食事を調えることが諸事情で難しい場合も、薬膳茶をお勧めすることがあります。なりたい自分をあきらめないためにも、一助になればうれしいです。

ただ、茶材となるものが比較的高価なのと処方料をいただく関係で、毎日飲むには経済的に厳しいという場合もあるかもしれません。その場合は、カウンセリング後に処方をお伝えしますので、ご自分で茶材を購入して続けていただくと少し経済的負担が減るかと思います。

薬膳茶を飲むとカラダの変化はどんなことが起こりますか?

薬膳茶を飲み始めることで、起こる変化についてお話します。

好転反応(「こうてんはんのう」と読みます)は、体質改善や症状緩和の過程で、一時的に望ましくない症状が出ることを言います。
下痢、頭痛、倦怠感、吹き出ものなどがありますが、ほとんどの場合、数日から1週間くらいで収まります。こういうことがあるので、ViViAMOの食養生では、初めての方には1週間分だけお出しして、飲み始めの体調の確認をしながら、継続するかどうか決めています

更年期NAVi

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