国際薬膳師&管理栄養士が教えます!花粉症の体質別の緩和方法

毎年繰り返すつらい花粉症…そろそろ根本的に見直してみませんか?

くしゃみ、鼻水、鼻詰まり、喉の痒みや目の痒み、肌の乾燥、中には下痢の症状も。節分あたりから症状が出ている反応が早い人も。しかも、冬以外はなんらかの花粉に悩まされる方も少なくないようです。

対症療法で乗り切る方がほとんどだと思いますが、根本から見直してみませんか?

結論から言います。花粉の季節だけ気をつけても毎年同じことの繰り返しです。花粉の季節に関係なく、日頃から自分のカラダの弱いところを補強していくことが、花粉症の辛い症状も軽減することにつながるよ、というお話です。

花粉症の中医学的な考え方

中医学的には「カラダの防御能力が弱いから、花粉の影響を受ける」と考えます。

花粉は外からやってきますからね。

◆肺の気力が十分ではない

冷え性女性

風邪をひきやすい、風が直接当たるのがキライ(エアコンの温風も肌寒く感じるような)、寒がり。心当たりありますか?

中医学では、外からの良くないもの(外邪:ガイジャ)から、体全体を守る為のバリアを体の表面に作っているのは肺だ、と考えます。(衛気:エキ)

すぐ風邪っぽくなるタイプの方は、この"バリア機能が弱い=肺の気力が足りない"場合が多いです。心配事があったりしても、肺に負担がかかるとされるので、いつも悲しい気持ちでいるような方は、カラダと一緒にココロも、癒していくことも大切です。

◆肺の弱みにつけ込んで、水分が上がってくる

鼻水や涙のように、ぐしょぐしょになるトラブルが多い花粉症。

肺が元気だと、適量の水分が肺に満たされて良好な状態でいられます。ところが肺が弱っていると、必要以上の水分が肺に上がってきてしまう、と中医学では考えます。

では、その水分はどこから来るのか?多くは、脾系(消化吸収系)担当の水分です。生き物は、食べたり飲んだりで水分をとり入れたり、作ったりしますが、脾系でその水の振り分けを上手にできないと、余分な水が溜まりがちになるのです。そういうダブついた水分が肺に上がりやすくなることがあります。

日本女性は、潜在的に脾系が弱い人が多いので、日頃から胃腸を調えて、望ましい水の振り分けができるようにしておくことです。

中医学的に心がけることは?

「花粉の時期だからしかたない」って、本当にしかたないことなのでしょうか。症状が出る時期だけではなく、むしろ症状が落ち着いている時期から、自分の弱いところを補強していく。これが中医学的な考え方であり対処です。花粉症に限らず、自分の体質の傾向を知って、弱いところは補ってサポートしていくことが、症状緩和につながっていくのです。

まずは、日頃からどんな時に調子が良くて、反対にどんな時に調子が悪くなるのかを、意識してみてください。日頃の自分がわからないと、変わっていく自分にも気づきにくいのです。自分の小さな変化に気づけることが、自分を楽にすることにつながります。自分自身に関心をもっていますか?

自分の体質や生活に合う食べ物を自分に合う食べ方で食べる

良かれと思って食べているものが、それが合わずにイマイチな体調にさせていることも多いです。冷たくて潤いのあるものが合うのか、温かくて発散してくれるものが合うのか。誰かに良いものでも、自分にも合うとは限らないのです。

美しく正しい姿勢で、胸を開いてしっかり呼吸する

姿勢が悪いと肺が十分に広がらないので、呼吸が浅くなります。深呼吸ができていない人、結構いますよ。背筋を伸ばして、開いた肩甲骨を本来の場所に戻します。そして、あえて意識して呼吸をすることも、肺の気力を補います。

皮膚感覚を鍛える

温度差に弱い人が多いので、日常的に外の空気に触れるのがオススメです。できれば、木々や水の流れがあるような、自然のエネルギーに包まれる場所が理想的ですが、それがなければ、街路樹でも噴水でも、自分が気持ち良くなる場所に出向きましょう。皮膚感覚を鍛えて、冷たさも少しづつ肌で受け止められるようになりたいですね。

自分のココロに正直に向き合い、癒す

カラダとココロはつながっているので、本当の自分に蓋をしてココロが癒されなければ、カラダにも不調が出てきます。"病は気から"って本当にあるのです。心配事から自分を解放しただけで、ずっと止まらなかった咳がピタッと止まった。ということだってあります。自分が幸せじゃないと周りの人も幸せにできませんよね。

タイプ別オススメ!

いずれのタイプも、体が冷えているとバリア機能が低くなりますし、余分な水も発散されず冷たいまま澱みますから、冷やさないことは基本です。
ざっくり言うと、熱はパワーです。冷え性の人はパワーが少ないから、あちこちに不調が起こりやすいのです。

一年を通して、4つのクビ(首、手首、足首、腰のくびれ)は冷やさないようにした方が良いです。夏場の冷房で冷えた結果が、後々出てくることだってあります。

❶風邪をひいていなくても咳が出やすかったり、風邪をひくと気管支に出やすいタイプ

オススメは梨。薬膳では蒸した梨の料理があって、肺を潤したい時に食べます。

とある薬膳の先生のお宅のお子さんが小さい頃から喘息気味だったので、季節になると毎日梨を食べさせて、冬場の発作をおさえたそうです。(これが症状の出やすい季節に備える方法ですね。)

生だと食べ過ぎると冷えるので、大きなものなら1/4個くらい、小さなものなら1/2個くらいで様子を見るのがよさそうです。

❷寒がりで、風邪をひきやすいタイプ

シナモンがオススメです。

たくさんとりすぎると温まりすぎて乾きすぎてしまうので、毎日一振りくらいで長く続けると良いでしょう。ミルクティーにひと振りが、潤いも補える組み合わせです。

ほうじ茶ミクルティー


❸胃もたれしやすい、食べるとすぐ眠くなるタイプ

生姜がオススメです。
手軽なのが、味噌汁におろし生姜を足して食べること。やわらかく煮た具だくさんの味噌汁に生姜なら、体も温まって、胃腸にもやさしいですよ。
そして良く噛んでくださいね。
生姜も、“毎日少しづつを続けていく”ことが、弱いところへの補いになります。
花粉症に限らず、水の振り分けがうまくいかずに水分がよどむと、不調が改善しにくくなることが多いですから、おいしく食べて巡りを良くしましょう。

具沢山味噌汁

花粉症はカラダを見直すチャンスととらえてみて!その先は心地よいご自分へ


もしも花粉症などの体調不良でお悩みならば、私たちが本来持っている生命エネルギーを、十分に生かせるカラダとココロにすることが基本です。

どんな不調でも、結局は弱い部分が原因で、カラダとココロのバランスが崩れることから起こるからです。でも自分の不調って当たり前になっていて、案外自分では気づいていないことが多いのです。

あなたのカラダとココロを楽にして、これからも気持ちよく生きていく。

自分の不調に気づいたら、それがなりたい自分への入り口です。今がチャンスですよ!

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根本的に見直して、次の季節は花粉症を緩和したい!という方は、今から準備しておきましょう。

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